「長期のひきこもりを含む社会的孤立をなくすため、地域でできること」をテーマに、山岡和夫さんのお話を伺いました。
山岡さんは、高校教員時代に担任した生徒の不登校をきっかけに社会福祉分野を勉強し、ひきこもり家族自助会『とやま大地の会』やスクールソーシャルワーカーとして活動されています。
https://www.khj-h.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/KHJ201903_024_Yamaoka.pdf
【研修を通して印象的だったこと】
まず、ご本人やご家族が不安に感じておられること第1位は、収入・生活費。
そして、ご家族ニーズ1位は就労支援。
ですが、当事者ニーズ1位は自宅から通える相談窓口の充実でした。
ご本人もお金・働くことの大切は十分理解している。だけど、、、。
その前の段階として「元気を取り戻せる安心安全な居場所」が必要なんだと、改めて感じました。
【長期ひきこもりによる3大症状】
➀対人恐怖
➁イライラ、被害感情、攻撃性
③強いこだわり
これらは、過去の経験から身につけた、ご本人が身を守る手段かもしれません。
しかし、その手段がご自身を苦しませているとしたら、、。
「その手段しかない」と思って諦めている人に、
いろんな選択肢、有効かもしれない情報を発信していきたいです。
【私の課題】
山岡さんは、「細い糸でもつながり続けることが大切」とおっしゃってました。
そして話を聴くこと、ご本人から学ぶ姿勢が大切だと感じました。
「分からないから教えて」という気持ち。(共感的理解)
「エネルギーが湧いてくるまで待つ」「人を変えようとしない」というスタンス。(課題の分離)
同時に、「自分自身が良い状態を保つ」「自分自身がチャレンジする」ことも意識してみたいと思っています。(自己一致)