金魚すくい後のリス


こむふくでは、グッズ販売のためメンバーさんにイラスト提供の協力をしてもらっています。

今回はそんなメンバーさんが書いたイラストの中で、私が好きなイラストについて書いていきます。

まずはそのイラストをご紹介します。作者はなっつさんです。

このイラストを管理する上で私はこのイラストを「金魚すくい後のリス」と称しました。

シンプルながらも解釈の余地が広いのが好きな理由です。このタイトルになった理由にもつながっています。

このイラストの特徴は二足歩行のリスと袋に入った赤い魚です。

なっつさんのイラストにおいて、このリスは常連なので一種のキャラクター、あるいは自己投影の対象であると解釈します。ただの動物ではなく、自身のメタファーであるということです。

次に赤い魚について、持っている袋の形状、サイズ、色から金魚であると推測できます。

これらを見て、金魚を持つリスと表現することもできますが、私はどうにもこのイラストの背景が浮かんでなりませんでした。

袋の形状を見るとお店で買った金魚ではなく、金魚すくいで手に入れたことがわかります。つまり舞台はおそらくお祭りです。

ここで新たな要素「お祭り」が入ってきます。しかしながら、このイラストでお祭りを表現するのは袋の形のみです。なので、作者が特筆したいのは、お祭りではなく、金魚すくいなのではないかと解釈しました。

お面や浴衣を身に着けていれば私はこのイラストを「お祭りを堪能するリス」と呼んでいたかもしれませんが、そうではないということです。

ここからがまた更に好きなポイントです。

このイラストで要素として強く残るのは金魚すくいです。お祭りなどの要素を補足する情報を省いて、ピンポイントで伝えた金魚すくいが事後であるということろのセンスがとても好きです。

そう思ったらこのリスの表情もなんだか意味があるように感じてきます。そもそも金魚すくい後の感情とは何なのだろうか。感情のピックアップも面白いです。楽しい。うれしい。ではなくどこか満足げに見えます。これが金魚すくい後の顔なのか。

はたまた舞台がお祭りであることを表情で要素として残していて、視線が金魚に向いていないことから、すでにこのリスの興味は賑やかなお祭りの、別のところに向いているのか。

動物がまた別の生き物をコントロールしている状況のシュールさも好きです。このリスが作者のメタファーであるという解釈はここからきています。

リスが金魚のひもを握りよそ見をしていることから逃げないということを理解している。金魚がリスのほうを向いていない。このことからこの2つの生き物は意思疎通ができない事が推測でき、かつ、金魚よりもリスの方が上位の存在であるということがわかります。このリスはまるで人間のようです。

思考が潜りすぎたので一度戻します。

違った視点で見てみると、「報告」というようにも見えてきます。事後ということから、金魚すくいをしたことを誰かに伝えている。あるいは記録として残している。そういった思い出や記念写真といった意味合いも受け取れます。

など。

このイラストを初めて見た時から特に印象に残っていたので、今回は見て感じたことをそのまま言葉にしてみました。深堀りするとさらに好きになりますね。

作者のなっつさんからの答え合わせも聞いてみたいですね~。解釈の違いがあれば教えてほしいです。

以上です。またね👋


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